医師の働き方

年収1000万円は少ない?医師の収入アップにつながる3つのポイント

勤務医の平均年収は1,200万円~1,500万円程度と言われている。あくまで全体の勤務医の平均なので全員がこのレンジに収まるというわけではない。あなたの年収はどうだろうか?

年収1,000万円というと一般的には高収入と考えられがちであるが、税金や社会保険に支払う額を考えると手取り額はけして高くない。一般的に想像されがちな年収1,000万円の生活水準と、実際の生活水準とではかなり乖離があるのではないか。

実際に年収1,000万円の手取り額は720万円程度となり、月額の手取り額は60万円程度となる。住んでいる場所にもよるが、手取り60万円で都内ではぜいたくな暮らしは不可能に近い。築年数が浅く、ある程度の広さのところを借りると家賃だけで20万円近くなる。手取り60万円から家賃20万円を引くと40万円になる。食費、交際費など諸々考えると残る額は多くないだろう。年収1,000万円で満足している医師は少ないのでないか。

元勤務医

私も勤務医で年収1,000万円の時代を経験しているが、この収入で満足することはなかった・・・

またこれから医師は増えていき、医師過剰の時代が来ると言われている。2021年現在、医師求人は完全な売り手市場ではあるが、この状態がいつまでも続くとは限らない。医師過剰時代では今の医師の収入は下がることが予想される。そのため、今の収入がこの先もずっと続く保証はない。

現状の収入に満足していない年収1,000万円の医師は以下のことを考えるべきであると思う。

1.事業所得をもつ

2.副業収入をもつ

3.年収を2,000万円以上にアップする

1.事業所得をもつ

年収1,000万円で不自由に感じるのは多額の税金が引かれた状態下での生活を余儀なくされている部分である。何かしらの事業所得を持つことができると税金が引かれる前から金額を控除できることが多く、節税できる範囲が広くなる。

マイクロ法人を持つことができるとなお控除できる科目は多くなる。勤務医として働く一方で何かしらの事業を持ち、個人事業主として、もしくは法人としての事業を持つことは大いにプラスに働くであろう。

給与を事業所得とすることはできないので何かしらの事業をする必要がある。勤務医として相性の良いものとしては不動産投資が挙げられる。

不動産投資は、実際のところは不動産賃貸業であり、不労所得と労働収入の間のようなイメージである。勤務医は属性が高く、銀行からの融資を受けやすいので、レバレッジをきかせた不動産投資が行える。「属性の高さ」というエッジを効かせられるので医師であることのメリットが生かせる。ただ不動産投資をしっかりと行うためにはしっかりと勉強しなくてはならない。

不動産投資家

不動産投資は初心者がやみくもに始めて利益が出せるほど甘い世界ではないよ

事業所得を得るの一つの例として不動産賃貸業を挙げたが、これ以外にも事業所得として検討できるものは沢山ある。ぜひ取り組んでほしい。

2.副業収入をもつ

1の事業所得を持つことにつながるが、副業に取り組んでいただきたい。事業所得を作るためには「事業」が必要なので、業として成り立つものに取り組む必要がある。

2020年のCOVID-19によるパンデミック下では医師の求人が激減してしまった。結果として、非常勤先の収入が減ってしまったという医師も少なくない。医師という職であっても、収入が安定しないこともあるという良い前例になった。

さらに・・・

医師の高い給与水準が今後も維持できるとは限らない。

医師数が増加するこれからは医師過剰の時代が来ると言われている。収入は需要と供給で成り立っており、医師過剰、すなわち需要過多の時代では、収入は今よりも減っていくと考えられる。

副業医師

これからはすべての医師が、医業以外の収入源を確保するべきである

これからの時代は医師であったとしても、医業としての収入一本に依存するのはリスクになる。

3.年収を2,000万円以上にアップする

年収1,000万円だと生活があまり楽にならないという話をした。ところがこれが年収2,000万円になるとだいぶ景色が変わってくる。

年収2,000万円の手取り額は1,200~1,300万円ほどになり、月額にして110万円ほどになる。年収1,000万円の時は少なく感じた手取り額だが、ここまでになるとだいぶ生活はラクになるのではないだろうか。

現在の相場だと年収2,000万円はほぼすべての医師に達成可能である。給与所得で得た年収2,000万円ではかなり税金にとられてしまうが、それでもこのこのラインは医師ならば目指したいところである。

具体的には、勤務医では院長・部長クラスになれば達成できる。部長クラスでなければバイトを絡めないと年収2,000万円超えは厳しいだろう。おそらく勤務医の方はほとんど休みの取れない生活と考えられるので、勤務医を続けながらバイトを絡めるというのは結構ハードワークになってしまうだろう。勤務医という枠組みを外れ、フリーランス医師になれば容易に達成できる。

多くの医師は、大多数が進む大学医局に入局→専門医取得の道をたどる。そのうえで医師としてのキャリアを積んでいくことと思う。しかし多くの人が進む道というのはそれだけ旨味も少なくなり、収入も低くなりがちである。

年収2,000万医師

若くして年収2,000万円超えを目指すには道を踏み外す覚悟が必要である

逆に言えば王道の道をそれる覚悟さえあれば、誰にでも達成可能である。医局を辞めるには勇気がいると思うが、医局を辞めて後悔する人はほとんどいない。

常勤であっても年収2,000万円を超える求人は沢山ある。覚悟があるかないか、これに尽きるだろう。

本日のまとめ

・年収1,000万円の生活はさほど裕福ではない。副業を持ち、事業所得を得ることを考えよう。

・本業の収入も年収2,000万円超えを目指すべき。道を踏み外す覚悟さえ持てれば医師は誰もが年収2,000万円は到達可能である。