医局を辞めようかと考えている先生は、医局を辞めた後のことを気にされていることだろう。私自身も医局を辞めているし、私の周りにも医局を辞めている人は沢山いる。入局後2~3年で辞めてしまった方から、10年以上務めて辞めた先生など期間も様々である。
【医師必見】何年目で医局を辞める?ベストなタイミングを解説します。
医局を辞めたら、医師として生きていけなくなるんではないか・・・
医局を辞めた後に嫌がらせを受けないか、不安になる先生もいるかと思う。
そんな先生方のためにこの記事を贈りたい。
医局を辞めた後、嫌がらせを受けるか?
結論から言うと医局を辞めた後、嫌がらせを受けるようなことは滅多にないだろう。
古き良き?昭和の時代はどうだったのかは知らないが、平成になり令和になった今の時代では、医局を辞めて嫌がらせをされたような話を聞くことは一切ない。
少なくとも私自身や、私の周りで医局を辞めた人たちはそのようなことはない。
火のないところには煙は立たないので、おそらくは昭和の時代はこのような嫌がらせがあったのかもしれない。しかしそれは今となってはもう昔の話だ。
もちろん100%と断言することはできないが、時代の流れから陰湿なことはなくなったのだと思う。医局ではなく、個人として嫌がらせをしてくるような人も中にはいるかもしれないが、そのような人はいずれ淘汰されていく。
嫌がらせを受けるのではないか、医師として生きていけなくなるのではないか、という点に関しては心配しなくてよいだろう。
嫌がらせを受けたという噂話
良い話ばかりではなく悪い話も聞きたい方もいると思うので一つだけ。
私がかつて医局に所属していた時に1例だけ嫌がらせを受けたという噂話を聞いたことがある。
辞めた人がいつなのか、どんな人なのかもわからないぐらいかなりの昔の話だったが、医局を辞めた後に働く予定であった就職先に教授が根回しして、内定が取り消しになったということだ。
万が一そのようなことが本当に起こっていたとしたらとても悲しい話であるが、
本当に起きたとしても今では医師の転職活動に医局の力が及ぼす影響は少なくなってきているので、すぐに就職可能である。医師転職サイトを活用しよう。
辞めた後も医局とは仲良く
医局と円満別れをしていればこのような嫌がらせを受ける心配も少なくて済むだろう。このような心配が付きまとうのは円満な退局をしていない場合である。
医局を離れるときは極力、円満に退局できることを目指そう。多少時間かかっても仕方ない。今後のために時間を投資しよう。
医局を離れた人間だからよりいっそうわかることだが、医局と繋がりを維持しておくことはその後のあなたの医師人生にとって大きくプラスである。
立つ鳥跡を濁さず、
あなたがこれまで医局に尽くしてきた時間が無駄にするようなことがないようにしたい。
できれば、医局から応援してもらえるぐらいを目指したいところだ。
教授になる以外、ほとんどの方がどこかで医局を辞める。
その時にあなたが円満に医局を辞められることを祈っている。