医局をやめることを決断した後、どのタイミングで打ち明けたらよいのか悩んでいる先生方もいることと思う。この記事ではそんな先生方の参考になるべく記事を書いている。
いつ打ち明けるべきか?
結論から言うとなるべく早く言うべきである。
医局は辞めるといってすぐに辞めさせてもらえることは少ないだろう。打ち明けてから1年近くは辞められないと思った方がよさそうだ。
医局員の調整の問題があるとはいえ、理論上は数カ月もあれば調整も効くし問題ないと思うだろう。しかしそれでもすぐに辞めさせてもらえないのだ。他の医局員の建前などあるのかもしれない。
(私が最初に打ち明けた時は「高校生の部活とバイトと一緒にするな」と言われ、かなり引き延ばされた。笑)
実際に人事を動かせるのは年度の入れ替わり時が多いので、来年の3月まで、もしくは9月までというケースが多いだろう。
言い出すのが遅れれば遅れるほど、辞めるタイミングがどんどん遅れていってしまう。医局をやめる時期が遅れることはほとんどデメリットしかない。後々の生活を考えると早いに越したことはない。
開業準備などでしばらく時間がかかる場合も空いた期間に医者のアルバイトをしていれば、かなりの高収入を得ることができる。最近では医師のアルバイトを紹介する専門業者は沢山あり、簡単にアルバイトを探すことができる。
良い時代になったものだ。
誰に話すべきか?
次に、誰に話を持って行くべきか?という点に関して。
これは直属の上司、もしくは医局長がベストだ。
話の持って行き方は、円満に辞めるために非常に重要だ。話を広げすぎずに、確実に進めていく必要がある。
全く関係のないところに話をいきなり持って行くと、あなたを管理しておくはずの人間が「そんな話は聞いていない」となってしまう。
大人が怒る理由のナンバーワンは「自分は聞いていない」だ。
あなたの直属の上司や医局長はあなたを管理する役割があるので、一番初めに辞める相談をするべき相手である。現実的にはまず上司に、
実は医局を辞めようと思っている
医局長に相談してもよいか
と相談してみることをお勧めする。
ここで重要な点は、不用意に話を広げすぎない事だ。本来先に話を持って行くべき人に、先に話が回ってしまうと角が立つ原因になる。
直属の上司 → 医局長 → 教授 という流れが一般的といえる。
・医局を辞めるのを打ち明けるのはなるべく早く
・打ち明ける相手は直属の上司、もしくは医局長
・話を広げすぎない