これからの時代、医師にも副収入が必要だと私は考えている。堅実な資産形成のため、本業以外に収入源を確保しておくことは重要である。いつまでも身体が持つとは限らない。20代のうちは毎日病院に止まっていても平気だったのに、30代になると1回の当直での疲労がとても大きくなり、40代になると当直自体が無理になってくる。元気に働けているうちは良いが、労働収入以外の収入源を確保しておき、いつでもセミリタイアできる準備を整えておくべきである。
医師と相性の良い副業として一番に挙がるのが不動産投資である。
不動産投資といえば、よくわからない怪しい業者から「節税対策に、ワンルームマンション投資はどうですか?」というような電話がかかってくる経験はないだろうか。
そもそも、どこからこの電話番号入手したの?
という疑問を一度は持ったことはないだろうか。先生方ならば一度はこのような電話はかかってきたことがあると思うが、このように医師をハメ込もうとする悪徳業者も多い。
(最近はかなり少なくなってきた印象だが・・・)
不動産投資を始めるにあたって、ハメられないようによくよく勉強する必要があるが、しっかりと勉強さえすればこんなにも医師と相性の良い副業は他にないと言える。
ここではなぜ医師×不動産投資の相性が良いのかについて書いていく。
社会的信用の高さから差別化できる
不動産投資を行うにあたって、金融機関との関係は切っても切れない関係となる。基本的に不動産投資は金融機関から借り入れを行い、借りてきたお金で不動産を買う。
もちろん借りずに現金で購入しても良いのだが、それだと不動産投資のメリットであるレバレッジを効かすことができなくなるので、資金効率が悪くなるのだ。
例えば1,000万円で利回り10%の物件を購入したとすると年収100万円の収益であるが、1,000万円の現金をもとに金融機関から9,000万円の融資を受けて1億円の物件を購入し、この利回りが10%だとすると年収は1,000万円となる。
他人の金で投資が行えるのが不動産投資の最大のメリットといえる。
不動産投資以外の投資、例えば株を買ったりFXや仮想通貨のトレードをするのに、金融機関から借りてこようとしても、貸してくれる金融機関は無いだろう。ところが不動産投資はその堅実性から、購入する不動産自体を担保に金融機関がお金を貸してくれる。
この金融機関からお金を借りるという点に関して、医師、とくに勤務医は非常に有利なのだ。
金融機関も何千万円もお金を貸す相手なので、貸す相手しっかりと調べ上げるのである。
稼ぎの少ない人や、社会的信用のおけない人には融資は降りない。その点、勤務医というのは金融機関の評価が非常に高く、融資を引きやすいのである。
多忙な医師でも取り組めるビジネス
不動産投資は完全に不労所得とまでは言いにくいが、不労所得に近い収入となりうる。手間がかかる部分もあるので、労働収入といえる側面があるのだが、それでも何も手を掛けずにお金を生んでくれる側面が強い。
勤務医はとくに本業で忙しく、時間が取れないことが多いと思うが、そんな多忙な医師でも取り組める、時間のとられないビジネスが不動産賃貸業なのである。
しっかりと勉強する必要があるため、初期の勉強にとられる時間は長いが、医師にとって勉強は苦痛な作業ではないだろう。
勉強し良い物件さえ買うことができれば、その後は手をかけず安定的にキャッシュを生んでくれるのだ。
勉強が得意
ドクターの方は勉強が得意、もしくは好きな生き物である。ドクターは皆、厳しい大学受験戦争を勝ち抜き、大学に行った後も6年間勉強をこなし、相対評価の医師国家試験で上位9割に入って医師になっている。
勉強が好き、もしくは得意でないとドクターになっていない。
私も自分自身では自分のことを勉強は好きではないと思っていたが、医師以外の一般の方と接するようになり、世の中を広く見渡して比較してみると、かなり勉強好きな方だと思うようになった。
不動産投資で失敗しないためにはよくよく勉強する必要がある。騙して儲けようとしている人たちが沢山いる業界なので、勉強し、しっかりと知識武装して臨まないとカモられるだけである。
医師は世間知らずの絶交のカモ、そうとらえている人たちは多い。
その対策としては、しっかりと勉強すること、それ以外ない。
医師は勉強が得意な生き物なので本気で勉強しようと思えば人一倍、勉強できるのだ。勉強できる素質がある点、医師は不動産投資向きだといえる。
最初の1棟目を買うまでは最低でも本を20冊以上は熟読すべきだろう。
当ブログでも今後、不動産投資に役立つ情報は積極的に掲載していきたいと考えている。