片思い-小学校想い出(第1章)

人間たるもの、過去の記憶は美化されるものでして、

小学校時代の話なんてほぼ全てが、

淡いベールに包まれたイイ話に落ち着いてしまうもの。

 

最近の小学校はヤヴァイみたいな噂を聞くが、

俺が小学生の頃(かれこれ15~20年前)の恋愛事情は、

そもそも男と女が「付き合う」という概念がなく、

 

「○○くん○○ちゃんのことが好き」

 

「・・・で?」

 

という感じで、

だれかのことを好きになる、その先の話は、

よくわからないでいた。

(・・・ほかの人は知っていたのかもしれないが、

少なくともぼくは知らなかった。)

 

それでも小学校入学時より

僕自身も「好きな人」というのはいまして、

2年に1度のクラス替えの度に

誰かしらの「好きな人」はいた状態だった。

だからどうしたって話ですが、

「実らない恋をしている学生時代」ってのは

日々ドキドキ感があったんじゃないかなと過去分析している。

 

さて、そんな幼き頃の俺に唯一、

恋心を抱いてくれていた女の子がいた。

アヤちゃんって子。

 

この子は幼稚園、小学校4年生まで学校が一緒で、

小4の時に遠くへ転校していってしまった子。

幼稚園の頃から、

俺のことが好きというおマセさんで、

「将来は、大ふへん者のお嫁さんになるー!!」

なんてよく言っておりました。

 

幼稚園時代から、

毎年バレンタインデーには欠かさず本命をくれていましたが、

俺はというと、

全く持って彼女に恋愛感情は持っていなかった。

 

どっちかというと

「ウザイ」とすら思うこともあったぐらいで、

それだけ好意を持ってくれる人を突き放しずらかったのか、

「俺は別に好きじゃないからー」

とも言えずに、

なんとなく一緒に遊んでいたりしました。

 

向こうサイド的にも、第3者的にも、

両思いだと勘違われていたと思うけども、

それは当時の俺が

ハッキリと物事を言えなかった少年だったからで。

俺としては一方的な「片思い」をされているとしか思っていなかった。

 

アヤちゃんはそんなクズな俺に、

唯一毎年2/14のバレンタインデーには本命を、

家まで届けに来てくれていた。

 

それはアヤちゃんが、

小学校4年生時で転校した後もだった。

転校して会えなくなっても、

手紙は届くし、

2/14には必ずチョコが届く。

 

中学生になっても。

「中学校生活はどうですか?

 ・・・(中略)・・・

 でも私は今でも変わらず大ふへん者のことが好きです!!!

 大ふへん者はどうですか?」

・・・と、手紙もマメに送ってきてくれて、

やっぱり2/14にはチョコが届く。

 

それでも俺の反応はやっぱり微妙で、

手紙が来ても返事は数ヵ月は遅れるし、

ホワイトデーも返していたか覚えていない。

「べつに俺は好きじゃねーし」

と心の中で思いつつも、

それを面と向かって言えない弱い心。

 

-きっと相手を傷つけたくない

という気持ちなんだろうけども、

それによって、よりいっそう相手を、

傷つけるようなことをしていることに

気づいていなかった-

 

・・・そんなある中学2年生の2月14日。

バレンタインデー。

俺は今も昔もモテないんで、

毎年毎年、バレンタインデーに届くチョコは2つ。

 

母親と、アヤちゃんの2人。

 

毎年そう。

 

その繰り返し。

 

中学2年生の2月14日。

どうせ誰も俺にくれる人はいないので、

「今年も2つかー」

なんて思っていると・・・

 

・・・。

 

・・・夜になっても、

バレンタインチョコが届かない。

いつも届くはずのチョコが届かない。

 

時間は23時。

母親に「ついに来なくなっちゃったねー」

なんて言われつつも、俺の心の中では

「・・・もしかすると配達の関係でちょっと遅れてる?」

なんて期待してる自分がいた。

 

翌日になっても、

その翌々日になっても、

やっぱりチョコは届かなかった。

 

今までさんざウザイとまで思っていたのに、

いざ、自分の前から去っていってしまうと

とても淋しい思いをした。

 

思い返せば、

愛情こもった手紙に対する俺の対応は酷かったし、

たとえどれだけ好きでいていれる人でも、

そんなことをしてれば、

いつかは去っていってしまうんだなと思った。

 

その教訓は、その後の人生においても同じで。

自分のことが好きすぎるんで、

何をしてもフラれることはないと思っていた彼女であっても、

酷い扱いをしていれば、いつかはフラれる。

 

-今の彼女にだっていつ振られるかわからない。

人生、一寸先は闇-

 

次回第2章は全く違った切り口の小学生時代の話、

その次の記事では2つの話が少しずつ絡んだ

淡い昔話を書きますかね。

 

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“片思い-小学校想い出(第1章)” への2件のフィードバック

  1. みやっち(小学校の同級生) より:

    ほ〜

    アヤちゃんのことは知らなかったなぁ。って、覚えてないだけかも。まだまだ序章っぽいな。

    しかし感心したのは

    >「○○くん○○ちゃんのことが好き」
    >「・・・で?」

    のくだり。

    確かに、思い出したらそうだったけど、こういう微妙な機微を言葉にできるのはすごいね。今言われてみて、ようやく「あ、確かにそうだったわ」って気づいたよ笑

    続き、楽しみにしてるね。

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