救急外来DQN患者

たまには毒系の記事もスパイスにと思いこんな話題も。

 

初期研修2年間でざっくり見積もって昼夜合わせて

1000台弱ほどの救急車を診てきたと思う。

中には一人で診なければならない重症がいてヒヤヒヤとする一方で、

考えられないようなDQNも多数存在する。

 

1.救急車をタクシー替りに使う

これに関しては初めの方はなんとも思わなかったし、

直接的に自分になんの危害もないので、スルーしていたが、

最近はアグレッシブに説教を加えることとしている。

怒っても憎まれるだけなので、何の得にもならないが、

そうすることでこういったDQNが減ってくれるという願いも込めてのことだ。

 

軽症救急車はたしかにイラっとくるが、

了解可能なものに関してはその限りではない。

 

例:

「主訴:血圧が高い 毎日血圧を測っていていつも130/60ぐらいだが

本日180/100になり焦って救急要請。特に何の自覚症状もなし。」

 

これもあるある救急車で、人によっては怒る人もいると思うけど、

本人の平和な必死さが伝わってくるので、俺はそんなに気にならない。

医療知識がないだけのことなので、

心配ないよっていうことを教えてあげればok。

 

中には「早く見てもらえる」「楽に病院まで行ける」という理由で

緊急性がないのをわかっていながら

故意に救急要請する悪質な輩がいる。

walk-inでそんな彼らよりもはるかに重症な人が待っている中、

日本全国の社会人が汗水流して働いて払っている「税金」を使って、

救急車を呼んでいるのだ。許しがたい。

 

こないだの救急車でそんなのが来たから「ダメだよ~」って怒っていたら、

脇にいた同期が「おまえ、キレすぎじゃね?笑」って、逆に怒られた。

ほんでもって何を勘違いしたのか怒られた患者が、

説教垂れたドクターを、その脇にいた同期と勘違いし、

「あの医者、、、許さん!」と、

その脇にいた同期にぶつくさとキレていたというオチつき。

 

 

2.薬をもらいに来る

日中は3時間待ちが当たり前の病院であるが、

夜だとすぐに見てもらえるという理由で受診する輩もいる。

 

主訴:薬が欲しい

高血圧、糖尿病で当院かかりつけ。

薬がなくなったので1ヶ月分処方してほしいと来院。

 

これもあるあるwalk-inで救急外来は

薬をもらいに来るところではないのでお説教に値する。

 

1年ぐらい前だが、

「熱があります!抗生剤をください!」

という主訴の人が来た。

熱→抗生剤 ではない!と説明するも納得してくれず、

 

「抗生剤くれるまで帰りません!アモキシシリンがいいです!」

とか異常に抗生剤を欲しがる。

アモキシシリンて・・・。

どこでそんな名前仕入れてきたんだ・・・。

しかもよりによって狭いスペクトラムのものを。。

 

意味不明すぎたけども、うるさかったので折れてしまった。

 

救急外来は薬をもらいに来るところではないので、

基本的には日中の外来を受診してください。

 

 

3.「激痛」という単語を頻回に使う

痛みを表現すると時に「激痛」と表現するwalk-in患者のうち

80%は激痛ではないと思っている。

しっかりと検査しても、大体が大したことがない診断に至る。

 

「激痛」と言う人に限って元気そうにwalk inでやってくる。

そして「激痛っていうわりに元気そうよね」とナース達にまでdisられるのだ。

 

本当に激痛であったとするならば、

そんな頭の悪い表現は避けておいた方が無難だと思う。

 

「こんなに痛かったのは初めてだったので・・・」

「痛みでしばらく動けなかったので・・・」

と言ってくれれば十分に伝わる。

 

何も「激痛」という表現が嫌いなわけではないが、

激痛激痛言う人はたいしたことない人が多い印象。

「激痛」と言われた時点で重症疾患の検査前確率を下げて考えてしまう。

 

 

4.点滴してください

点滴してくれるまで帰りませんな姿勢の人が多い。

点滴してもらえればすぐに良くなるという「勘違い」

これはまじで大迷惑。

 

点滴の成分を知ってて言ってますか?

点滴がなんのためにあるのか知ってますか?

それを知った上で、点滴をして欲しい理由を述べてくれるならわかる。

ただ腰が痛い、腹が痛い、熱があるから点滴してください、

じゃ意味不明すぎる。

 

こちらもめんどくさいから点滴しないんじゃなくて、

必要性があればちゃんと点滴する。

でも点滴が絶対必要な場合って入院適応になることが多いわけであって、

それでいて入院はしたくないって言われる。

 

点滴はあなたの主訴に対する万能薬ではありません。

そのへんの水だと思ってもらって、そんなに間違ってないです。

 

 

5.入院させてください

本人もそうだが家族がこう訴えてくることも多い。

病院はホテルでもないし、老人ホームでもないです。

入院適応がなければ、国のお金を使って、

あなたの入院費を負担することはできません。

入院しなければいけない、もしくは入院したほうが良い場合は、

きちんとこちらから入院をオススメします。

だから入院の必要はないと言われて、

入院させてくれとダタをこねるのはやめましょう。

 

 

ここに挙げた以外も沢山ありますが、

書くのも疲れてきたのでこの辺で止めときます。

 

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“救急外来DQN患者” への6件のフィードバック

  1. べに子 より:

    はじめまして。ブログランキングを見てるときに発見してブログ読ませていただきました。春から臨床検査技師になるものです!

    病院実習中に、周りの技師の方が迷惑がる患者さん、よくいらっしゃいました。
    私はオバサンだからいいのよ!なんて言って裸で心電図のお部屋から出てくる方がいたりして、
    思い当たるところがあったので
    すごく面白かったです(笑)

    他の記事も楽しみにしてます!

    • 大ふへん者 より:

      べに子さま
       どうもはじめまして。検査技師さんになられたのですね、おめでとうございます!
       初期研修の間も、おそらくこれからも、技師さんにはたくさんお世話になると思います、
       これからもよろしくお願いします^^

  2. 犬井ワン より:

    ブログ村から飛んできました!

    自分は医療系に全く縁がない生活だったので、
    とても新鮮な記事でした^^

    特に「激痛」の話はとても興味深かったですw

    これからも更新楽しみにしています!

    • 大ふへん者 より:

      犬井ワンさん
       どうも、ありがとうございます^^
       元気そうに激痛と言われるとどうしてもdisりたくなるものですね。
       結局大したことない人が多いです。
       それでも中にはホントに激痛な人もいるかもなんで、そこは慎重にいきたいものですが。

  3. はる より:

    こんばんは。
    ブログ読ませて頂きました。

    実は、私の知り合いも研修生で…
    たまに似たような話をされます(笑)
    なので。ついコメントをしてしまいました
    お仕事頑張ってください

    • 大ふへん者 より:

      はる様
       どうもはじめまして。やはりみなさん感じていることなのでしょう。
       病院に限らずどの業界もこの手のモンスターはいるものです。

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