屋久島4日目:8年目の医師

こんばんは。屋久島漂流後、初の平日。

診療所に向かった。

 

外に出れない今日に限って、空は快晴。

超快晴。

昨日までの悪天候が嘘のような快晴。

俺を馬鹿にしているかのような快晴。

 

診療所の先生とご対面。

 

すげぇいい人そう^^

これでいい人じゃなければ詐欺師になれる。

そしてもう8年目だっていうのにすげぇ若く見える。

 

島にいるとここまでも心が洗われるんですか?ー

 

俺の中で8年目の医者となれば超ベテランなんだけど、

本人は「俺みたいなペーペーが・・・」などと言っている。

それも謙遜ではなくガチでそう思っている様子。

この人間違いなく、いいひと^▽^

 

プライマリーケアをやり続けているだけあって、

淡々とした外来を見学しているだけでも学ぶことは沢山あった。

 

まず患者様への接し方が神。

すげぇ優しいし、問診もすげぇ患者目線。

そしてできる検査が限られている診療所だからこそ、

所見をすげぇきちんととってる。

 

これまでno time, no murmurだった自分を省みた。笑

前カノに買ってもらったイイ聴診器ぶらさげてたのに宝の持ち腐れ。

 

systolic murmurもdiastolic murmurも聞こうと思って聞けば

ちゃんと聞こえるもんなんだって悟った。

 

書くだけ書いてあとは永遠に開かないメモ帳にならないよう、

本日学んでメモしたことを今後の自分のためにここに記載しておく。

研修医の方は是非ともご参考に。

 

・聴診について。前で心音、背部で呼吸音と聞くと聞きやすい。これは特にそうしたほうがいいっていうエビデンスがあるわけではないが、自分はそうするようにしていると。呼吸器の先生のおっしゃることだし、俺は真似てみることとした。

 

・腎性貧血でエリスロポイエチン低下は国試レベル。実際の臨床では腎性貧血はエリスロポイエチン正常と覚える。その他の貧血では、ほぼ上昇していると。

 

・IPについて。胸部CTで誰が見てもIPだと思う蜂の巣consolidationは、ほとんどIPF。慢性のもの。慢性期IPのf/uの仕方をチラッと教わった。経過中に画像で腫瘍の発生に注意すること。原因の検索もすること→膠原病のcheck,薬剤性のcheck、ハウスダストやトリ、夏型過敏性など・・・・・基本かな?

 

・主訴→咳で意外な落とし穴はタナトリル。ACE-inhibitor線結び「空咳」は極めて国試的。

 

・漢方は試してみる価値は大いにある。効く人はホントによく効く。

 

・新しい糖尿病治療薬、SGLTⅡ-inhibitorについて。できたばっかりのできたてホヤホヤの新薬で可能性を秘めている。現状でのリスクとしてはざっくりと多尿と感染。高齢者は脱水の危機、女性は尿路感染・・・というわけで、良い適応としては若い太った糖尿病の男性。

 

・先天性股関節脱臼は意外に多く、乳児健診では見落とせない疾患で要注意。Abduction test,click sign,アリス徴候 など学生のとき勉強して以来、耳にしない単語で懐かしかった。有病率は1/1,000~3,000程度で圧倒的に女児に多い。・・・と疫学も復習しておいた。

 

・なんじゃこりゃ?なんていう皮膚疾患にもきちんと診断をつけていた。うっ滞性皮膚炎、皮脂質欠乏性皮膚炎とか。診療所で診察するとなると、皮膚疾患→皮膚科行ってね  ・・・なんて茶番も通用しない。

 

午後は乳幼児健診にも行って結構疲れた1日だった。

基本的に俺は永遠と見学してる感じ。学生とかわらない。

 

看護士さんに採血教わったりして、

めちゃめちゃ久しぶりに採血やらせてもらったりして、

なんかここ1年半で一番研修医らしい感じ。

 

本日の記事の内容が良かったら

いずれか1つ応援クリックよろしくお願いいたします↓

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

(未だにひっそりと参加している
人気ブログランキングはこっち。)

あわせて読みたい関連記事

コメントを残す

サブコンテンツ

スポンサードリンク

最近のコメント

このページの先頭へ