耳で挿管、漢気挿管、gentleman挿管

外病院での産婦人科ローテート10日目。オーベンに

「先生は新生児の集中管理とか向いてそうだね。」

と言われた。

 

医者歴10年超えのベテランおっさんドクターしかも、

しっかり医療をやってそうな人にこう言われると、

やけに説得力があるから困る。

NICU doctorという単語がぼくの胸の砂地に染み込んで離れなかったりする。

 

理由を尋ねると、単に俺のキャラクター的、カラー的な話かららしい。

 

 

でも自分自身、NICUを見学させてもらった限りは、

面白そうだという感覚はあった。

 

それでも麻酔科の集中管理の枝の分野というわけでもないらしく、

当面の目標というわけにはいかない。

あくまで頭の片隅に置いておく程度でいい。

麻酔科LOVEに変わりなし。

 

新生児の集中管理に関連して、

新生児の挿管は難しい、成人の挿管とは全く違う!!

・・・という話を聞いた。

 

そりゃあそうだろ!!と思った。

挿管チューブの細さ半端なかったし。

成人の気道確保のスペシャリストである麻酔科医でも、

新生児の挿管は一筋縄ではいかないものらしい。

 

そもそも挿管って一言で言っても、

状況に応じて全く違った科目になりうる。

 

全身麻酔下での挿管と、

救急部での挿管は全く違う、

全くの別物だ!!

やってみればかわるけど、麻酔がかかってる下での挿管は

gentleman挿管が基本なんよ。

(参考記事:gentlemanな挿管を目指して)

 

力はほとんどいらないし、

基本的に十分に酸素化された下で挿管するんで特に急ぐ必要もないから、

腰を据えてgentlemanに挿管すればいい。

非侵襲的な挿管が好まれる。

 

救急部ではそうはいかない。

急いで挿管する必要があるし(←必要がある、というか緊急性があるから救急部挿管なわけでして)

麻薬が入ってないから思うようにいかないのが基本。

こんな時はgentleman挿管なんて落ち着いたことは言ってられなくって、

どんな手段を使ってでも気道確保しなきゃならない。

挿管できなければ気管切開しなきゃならないわけで。

俺は勝手に漢気挿管と名づけてる。

多少侵襲的であっても1秒でも早く挿管する漢気が必要。

 

一般にはオペ室で麻酔のかかった下でやるgentleman挿管のほうが簡単だ。

でも自発呼吸のある患者の漢気挿管はその限りではなかったりする。

喉頭展開できなくっても、

チューブから聞こえる呼吸の音を頼りに

「耳で挿管」することもできる。

筋弛緩剤投与下ではこれができない。

 

漢気挿管とgentleman挿管の話はした。

それでは、新生児の挿管はどうなんだろうか・・・??

実際にやってるところを見たけど、

やはり自分でやってみないことには語れない。

 

NICUにも少なからず興味を示した2014年最後の月の夜でした。

 

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