最高のコンサルテーションを目指して

医師の技量の一つにコンサルトがある。

ただ相談するだけだと思ってると大間違いで、

このコンサルトの良し悪しで患者の対応にも違いが出てきてしまうんで、

コンサルトも立派な医師の技量の一つである。

 

自分自身の頭の中で症例がまとまっていないと、

当然良いコンサルトもできないんで、

自分自身がいかに理解しているかにもかかわってくる。

 

俺の思う上手いコンサルトを以下にまとめる。

 

1.一番大事な情報を最初に言う事。

以前ある先生のもとに

事務からの救急車の連絡が来たときの話。

ウダウダと長々情報を羅列されたんで、

忙しかった先生は途中で電話を切ったらしい。

そしたらその情報の最後には

「現在の意識レベルはJCS 300」

ってのがあったという。

それを先に言えよ、となるんで、

コンサルトする上で一番大事なことは一番先に言うべきだと俺は思う。

 

例) 胆石症で先生の外来かかりつけの方ですが・・・

現在ショックバイタルの人なのですが・・・

高齢の肺炎で入院適応があると思われる方なのですが・・・

 

2.内容は要点をおさえてコンパクトに

余計な情報は極力省いた上で、30秒以内でプレゼンする。

まず一番大切な情報を言った上で、

 1.年齢、性別

 2.主訴

 3.既往歴

 4.現病歴

 5.バイタル+理学所見

 6.採血データ

 7.画像所見

 8.診断

の順にプレゼンすれば流れとしてよいと思われる。

よくよく振り返ってみると

医師国家試験の臨床問題の問題文のほとんどが

この順で記載されている。

 

ただこれも時と場合によりけりで、

時には3秒で伝わるコンサルトも必要だったりする。

以前、交通事故の人のコンサルトをすごく誉められた経験があるけど、

その時の電話内容は、

「交通事故で来た人が腹腔内で出血してて今、ショックバイタルです。

 すぐ来てください!」

だけだった。

 

3.最後にどうしてもらいたいのか、自分の意見を言う

ここまでだとただ情報を羅列しただけで、

判断を丸投げしていることになる。

なぜ電話したのか、自分はどう考え、

どうしてもらいたいのかを最後に言う事。

 

例)

夜分遅くにすみません、当直の○○と申します。

アッペで入院適応のあると思われる方の御相談です。

24歳 男性の方で主訴は腹痛です。

既往歴特になしの方ですが本日18時より特に要因なく右下腹部痛が出現され

疼痛耐え難くwalk inで外来受診されました。

来院時体温 37.6℃で腹部は平坦軟でマックバーニー点に圧痛ありました。

採血はWBC 10600、CRP 0.11、

エコー、CTで糞石を伴う約10mm に腫大した虫垂を認めました。

急性虫垂炎の診断で、現状では緊急手術の適応はないと思われますが、

入院させてもよろしいでしょうか?

 

いいコンサルトをすれば、

上医の先生の評価も上がるんで、

過ごしやすくなるとも思います。

頑張っていきましょう。

 

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