気管挿管は芸術でありアートである
5月いっぱい外科でお世話になりました。
思えば人生最後(?)の外科が終わりました。
昨年を思い返せば、
外科といえば忙しい印象でしたんで、
覚悟していたけれども・・・
実際は不完全燃焼な1ヶ月でした。
担当患者は基本的に1年生主体なので、
上医+1年生のペアに、
中途半端に2年生の自分が位置していました。
そして2チーム分の中ベンだったので、
あっちいったりこっちいったり、
なんとも宙ぶらりんな位置でした。
そして昨年度に比べて外科の常勤医は増えた一方で、
患者は減っていたんで、
対象となる症例が少なかった。
術者症例も、アッペ1件だけでした。
よかった点としては、
自分が麻酔科志望という点をボスが応援してくれていて、
病棟の急変の挿管を、
優先的に自分に回してくれたことでしょうか。
やっぱり病棟の急変の挿管だと、
腰を据えてゆっくりと挿管できるope室と全然違うもので。
めちゃめちゃ苦しがってるSpO2 78%とか。
急速にSpO2が下がっていくとか。
SpO2 60%台で横ばい、マスク換気でも80程度までしか上がらない。
・・・とか、
絶対にミスれない場面で挑む挿管は、
とてもイイ経験になった。
マスク換気してれば最悪大丈夫
・・・なんて思ってたけど、
マスク換気も人によっては、
ものすごく難しいものなんだと悟った。
声門までしっかりと探す余裕がなかったりで、
喉頭蓋まで見えたところで
ある程度ブラインドでやるしかない場面もあった。
6月からは麻酔科救急科でお世話になりますが、
Epi(硬膜外麻酔)もやらせてもらえるみたいなんで、とても楽しみ。
有能な麻酔科医を目指して
明日からも頑張っていこうと思う。
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